胡蝶蘭の管理

1. お花が届いてからの管理


お花が届いたら

お花を包んでいる和紙を外してください。この和紙は輸送中の保護の為のものです。
ラッピングも出来るだけ早めに取り外してください。

  1. 先端を留めてあるクリップを外す。

  2. 後ろのクリップを外す。


  3. 茎に巻きつけてある和紙をゆっくりとほどき全体に掛かっている和紙を丁寧に取り出す。


  • 胡蝶蘭は花を固定するため針金を使用しております。箱から出す際などは、十分お気をつけください。また、鉢をひきずらないようお願いします。
    ※まれに鉢底から鉄線が飛び出している場合がございます。
  • 小さなお子様やペットの手の届かないところへ置いてください。
  • 倒したり、針金で目などをつかないようご注意ください。

置き場所

一般のご家庭での理想的な置き場所は玄関です。
【玄関に置いた際、注意していただくポイント】
  • 冬場の夜間の温度低下
    5℃以下になる場合は夜間のみ暖かい所へ移動して下さい。
  • 直射日光は避ける

温度

一番お花が喜ぶ温度:18℃~25℃
常時、この温度を保つのが最適な状態です。

お花がぎりぎり耐えられる温度:5℃以上 32℃以下
この温度は胡蝶蘭がどうにか生きられる温度です。
お花が咲いているときは温度が低い方(18℃~25℃)が長くお花を楽しむことができます。
温度が高ければ高いほど開花している期間が短くなります。(老化)
特に32℃以上になりますと短くなる恐れがございます。

※ 1日の温度変化が少ない場所が好ましいです

※ この様な症状は凍傷です!
5℃以下の環境に一定期間さらされた場合、花は画像のような形に萎れ、葉はみるみる元気を失います。
凍傷になった花は再び元気になる可能性が低い為、冬場の温度管理にはご注意ください。


湿度

基本的に日本の気候であればほとんど調節する必要はありません。
ただし冬場の暖房が効いている室内の場合は乾燥し過ぎてしまい、花が傷んでしまう事があります。(理想は40%以上です)

※ 注意
加湿器などで湿度を調節される場合は花に直接あたる状態は避けてください!(花しみの原因となります)

基本的に直射日光は必要ありません。
一般的にはレースのカーテン越しの太陽光が良いといわれますが基本的な生活レベルの光でかまいません。胡蝶蘭は光が強すぎてもお花がしおれる原因となってしまいます。間接的に太陽光が当たる場所が理想です。
※ 目安は影ができるかできないか程度です。


水やり

胡蝶蘭の苗は鉢の中で1株ずつ小さなポットに入っています。1株ずつたっぷり(株全体にしみわたるぐらい)お水をかけてください。

※ 注意
鉢上のミズゴケは装飾用のため、いくら乾いても胡蝶蘭自体に影響はありません。水ゴケの下の株元を手で触って頂き、乾いていなければ大丈夫です。
受け皿の上に鉢を置いても構いませんが、受け皿に水はためないで下さい。(根ぐされの原因となります)
  • 大輪は15 日に1回位でたっぷりと
  • ミディ胡蝶蘭は8 日に1回位でたっぷりと

※ 注意
基本的に肥料は必要ありません。(水道水に含まれている微量な栄養分のみで充分成長します。)
もしも肥料を与える場合は春から夏にかけて1~2ヶ月に1度与えてください。秋から冬は必要ありません。

2. お花が終わったあとの管理

お花が終わったら


花が全て終わりましたら株元から4 節目の上を切ってください。
針金は硬いので切る際はお気をつけください。温度、湿度、光、水かけなどは花が咲いている時の管理と同じです。

もう1度花を咲かせるためのポイント

基本的に肥料はあげない方が咲きやすいです。
花が1番咲きやすい温度帯は18℃~25℃です。
秋から冬に花芽が出て春に咲く場合が1番多いです。
太陽光(直射日光)はほとんど必要ありません!基本的な生活レベルの光でかまいません。

胡蝶蘭を育て、花を咲かせることは非常に簡単です!
株さえ生き続ければ1年のうちのどこかで必ず花が咲く可能性がありますのであきらめないでください!

胡蝶蘭は、肥料、光などをあまり与え過ぎないほうが長持ち長生きします。

植え替えの手順

基本的にお花が終わった後、1~2年は、そのままの状態(鉢に入れたまま)が良いです。
もし植え替えをされる場合は、ビニールポットから外して、全く釉薬の塗っていない素焼きの鉢に入れて下さい。その際黒くなってしまっている根があれば切って下さい。
水ゴケは株元にたっぷり入れてあげると良いです。

  
※ 水やりはお花の咲いている時期と同様です。


3. 胡蝶蘭の成長

  1. 胡蝶蘭はフラスコ内にて培地の上でしか発芽することができません。(フラスコ内での期間約2年)


  2. フラスコから出した苗はミズゴケなどへの植え替えを何度も繰り返した後、開花可能な苗になります。(育成期間 約20ヶ月)
    この状態の胡蝶蘭を性質的に合う温暖な地域(台湾など)で栽培しております。


  3. 苗が十分成長した時点で日本に輸入します。


  4. 日本に輸入後、開花処理(低温処理)をおこない、開花させ、お客様へお届けしています。
    (開花までの期間 約5ヶ月)

4. こんな症状が出たら

花枯れ



症状:
開花しているお花が枯れる。

原因:

開花した状態で届いたお花が枯れてしまった場合は、輸送中のストレス、温度、湿度などの環境の変化が原因だと思われます。
尚、お客様の元に届いてから開花したお花が枯れてしまう場合は、高温、低温、老化などの原因が考えられます。特に老化が原因の場合は、株に近い部分から枯れてきます。

対策・予防:



一度枯れてしまったお花は元には戻りません。咲いているお花を出来る限り長く楽しんで頂けるように以下の点に注意して下さい。
  • 最高温度を30 度以下、最低温度を8 度以上に保つ。
  • 湿度は30%以上に保つ。
30%以下になるとお花が枯れやすくなります。湿度調節に霧吹きを使用される場合は、お花が痛む原因となりますので、花びらにかからないよう注意して下さい。

※ 輸送梱包用の和紙や、ラッピングなどは出来るだけ早く外して下さい。
 

つぼみ枯れ



症状:
つぼみはできるが、黄色くなり枯れる。
ついていたつぼみが黄色くなり取れる。

原因:
ダニや水不足によって枯れることもありますが、多くの場合、急激な温度変化、乾燥などの原因が考えられます。
一度、枯れて黄色くなったつぼみは元に戻ることはありません。

対策・予防:


  • 温度は出来るだけ高温は30 度以下、低温は15 度以上に保つ
  • 昼間の最高温度と夜間の最低温度の温度差を15 度以下にする
  • 湿度を30%以上に保つ
    (30%以下になるとお花が枯れやすくなります。湿度調節に霧吹きを使用される場合は、お花が痛む原因となりますで、花びらにかからないよう注意して下さい。)
 

根腐り

 

症状:

根が黒くなり、脱水状態となる。

原因:

水のやり過ぎ、水分が多い状態での低温、高温による蒸れなどが原因です。

対策・予防:

水やりの頻度を減らして下さい。株元の奥の方まで指を入れ状態を確かめて下さい。
ミズゴケが乾燥した状態になってからの水やりでOK です。
水やりの頻度は以下を参考に、株の状態を確認しながら行って下さい。
夏季…2 週間に1 回程度/冬季…4 週間に1 回程度
春秋期…3 週間に1 回程度
また、植え替えの際などに枯れていた根は切り取って下さい。
根腐りをおこさないよう、水遣りは最低限にし、夏季の最高温度、冬季の最低温度に気を付けて下さい。
夏季は風通しの良い所に置くのも効果的です。
 

下葉の黄化



症状:

葉が下から順に黄色くなって落ちてくる。

原因:

1枚ずつ数ヶ月にわたり、葉が落ちるのは老化の可能性がありますが、数枚同時に落ちるのはほとんどの場合、細菌が原因です。
リゾクトニア菌、ピシウム菌、フザリウム菌などの影響であることが多いです。また、夏季は高温によるストレス、冬季は低温障害などでも黄化することがあります。一度、黄色くなった葉は元に戻ることはありません。

対策・予防:

黄色くなってしまった葉は無理に取ってしまわず、軽く引っ張って取れるようになるまでは付けて置いて下さい。
水の遣り過ぎに注意すること、少し乾燥気味位の方が細菌による黄化は防げます。風通しの良い所に置くのも効果的です。

 

軟腐病



症状:

葉の内側が液化し軟化した部分ができ、急激に腐敗する。
腐敗部分は悪臭を放ち、溶けて繊維質のみが残る。被害株は枯死し、干からびる。

原因:
気温33 度以上の高温多湿期に多く発生します。
腐敗性の病気は数多くありますが、この病気は病原菌が分泌するペクチン分解酵素による悪臭を伴うのが特徴です。但し、悪臭自体は軟腐病の病原菌が発しているのではなく、他の細菌によるものです。

対策・予防:
軟腐病は最高気温が33 度を超える頃から多く発症します。
気温が上がり始めたら風通しの良い直射日光が当たらない所に置き、水遣りを控えめにして下さい。
基本的に発症してしまった株を治すことは出来ません。発症した場合は、他の株と隔離し、隔離後、患部より株元に近い位置で大きめに切り取り、切り口は早めに乾燥させて下さい。使用したはさみは必ずライターで炙り殺菌して下さい。また、手などに液化した葉が付着した場合は他の株に触る前に必ず石鹸で洗って下さい。
処置後、10 日位経過しても切り口から発症しなければ問題ありません。夏季が過ぎるまで、水遣りは最小限で栽培して下さい。

 

葉の日焼け



症状:

まずは葉が水ぶくれのようになる。その後3日ぐらいかけて葉の1部が乾燥し部分的に枯れた状態になる。

原因:
直射日光などにより日焼けします。特に夏季は、光が強く温度が高い為、直射日光に関わらず非常に日焼けしやすいです。

対策・予防:
日焼けしないよう、直射日光は絶対に避けて下さい。
強すぎる光は胡蝶蘭に悪影響を及ぼします。
光の目安は影ができるかできないか位の程度です。特に季節の変わり目は、日光が当たる場所が変化する為、置く所に注意して下さい。
一度、日焼けしてしまった葉は元には戻りませんが、その後、置く場所を変えて頂ければ広がることはありません。日焼けした箇所も光が弱いところに移動させれば、それ以上悪化することはありませんので、切ったりせずそのままの状態で栽培して下さい。

胡蝶蘭の育て方 Q&A

届いてからどのくらい楽しめますか?

お花を置く環境によっても違いますが、1 ヶ月ぐらいはお楽しみいただけます。
1 週間程で枯れた場合、ほとんどは環境に問題があります。
(夏場なら暑さ、冬場なら寒さ、タバコの煙の多い環境、昼夜の温度差が激しい環境、エアコンの吹き出し風が直接あたるなど)

葉が白くなり、広がってきました。原因は何ですか?

日焼けが原因です。直射日光などが当たるようでしたら、置き場所を一度変えてみてください。

花が終わりましたが、植え替えた方がいいですか?

1~2年は植え替えの必要はありません。頻繁な植え替えは胡蝶蘭にとってストレスとなる為、あまりおすすめしません。

花が全て終わり、葉も茎も茶色になってしまったら、元に戻らないでしょうか?

根を確認して下さい。根が生きていれば、元に戻る可能性があります。
(根に張りがあり、黒く脱水していなければ生きています)

葉がシナシナになってしまいました。原因、改善方法を教えて下さい。

水が切れています。この状態になるには、2 ヶ月近く水をあげていない場合になります。
改善方法は、バケツに水を張り根を半日ぐらいつけて置いてください。水切れが原因の場合3 週間ぐらいで回復します。

カレンダー
  • 今日
  • 定休日

営業時間: 平日09:00~18:00
平日昼12時までのご注文は当日出荷可能です。
12時を過ぎますと翌営業日扱いとなります。
土日祝日のご注文は翌営業日扱いとなります。

ページトップへ